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【仏教の新聞記事 • 日語版】 |
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遺跡調査:未知の仏教伝播解明へ バーミヤン西方遺跡、27年ぶり本格調査毎日新聞 • 大阪朝刊 • 2005年2月26日
【山成孝治 • 関西】龍谷大学とアフガニスタン政府の学術共同調査協定が調印され、かつて玄奘(げんじょう)(三蔵法師)も訪れた世界遺産・バーミヤン遺跡の西方に残された「文明の十字路」アフガンの広大な未調査地域で、初めて本格的な学術調査が行われることになった。東西文明の交流と仏教伝播(でんぱ)の空白を埋める調査に世界の注目が集まる。 アフガンの本格的な遺跡調査は、30年間の独占調査権を得たフランスが1922年に始めた。50年代からはイタリア、ドイツ、米国、旧ソ連、英国も加わり、日本の京都大学隊、名古屋大学隊とともに、「考古学オリンピック」と言われるように各国が調査した。しかし、79年の旧ソ連軍侵攻とその後の内戦により、調査はすべてストップし、盗掘や博物館などからの文化財流出が続いた。 01年のタリバン政権崩壊後、徐々に調査が再開され、首都カブールに次いで治安が安定しているバーミヤン遺跡では、02年からフランス隊が発掘調査を始めた。 日本はユネスコが進めるバーミヤン遺跡の保存・修復の中心メンバーで、独立行政法人文化財研究所が03~04年に3度、現地に入った。石窟(せっくつ)壁画の保存作業に伴う調査で仏典の断片を発見。新たにストゥーパ(仏塔)の存在も確認した。 しかし、現在、調査が行われている遺跡はごく一部。アフガン国立考古学研究所には約20年前に40~50人の職員がいたが、現在は12人。専門家が殺されたり、国外に逃亡したりして、わずかに残った研究者も高齢という。25日の調印式で、アフガン情報文化観光省のアブドゥル・ワセイ・フェローズィー歴史遺産局長は「仏教遺跡も多数あるが、研究が追いつかない。若い世代の研究者育成が急務で、共同調査を歓迎している」と語った。 「情熱持ち挑む」 78年までの京都大学隊調査で隊長を務めた樋口隆康・京都大名誉教授(考古学)は今回の調査について「最大の課題は、仏教が西に、どこまで伝播したかを、学術的に実証することだ」と言う。 「ケリガン」の周辺には、僧が活動した可能性がある未調査の石窟が点在し、バーミヤン壁画と共通する壁画が確認された「チル・ボルジ」の周囲にも多数の石窟と、建物跡とみられる区画が未調査のまま残されている。 仏教が通った道、シルクロードはその先、トルクメニスタンのメルブにある最も西の仏教遺跡「ギャウル・カラ」へと北西に延びるのか、いまだ仏教遺跡の確認されていないイランへと真西に延びるのか。 調査責任者となる入澤崇・龍谷大教授(仏教学)は「玄奘が歩いた道がこれまで考えられていたより西になり、ケリガンの付近を通っていた可能性もある。アフガンの若い研究者と情熱を持ってこのプロジェクトに挑み、仏教伝播のルートを知るため、できるだけ多くのところに調査に行きたい」と話している。 「大谷探検隊」伝統生かし 世界各国の調査隊が入っていなかったバーミヤン西方の「ケリガン」仏教寺院跡と「チル・ボルジ」城砦(じょうさい)跡は、写真家の中淳志さんがバーミヤン壁画の撮影の際に住民から得た情報をもとに03年6月に発見。10月に山田明爾・龍谷大名誉教授(仏教学)とともに再訪し、未知の仏教遺跡であることが確認された。 龍谷大は、この報告をもとにアフガン当局と本格調査のための交渉を行ってきた。龍谷大には、西本願寺第22代門主、大谷光瑞が1902~14年、3次にわたって中央アジアなどに派遣した「大谷探検隊」の収集品の一部約9000点も研究委託されている。日本への仏教伝来ルートの研究や中央アジアの仏教文化研究で中心的役割を果たしてきた。 source: http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050226ddn012040045000c.html 仏教新聞の特集記事 2008年11月16日,日曜日 2008年5月16日,金曜日 2008年1月25日,金曜日 |
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